メイヘム101

映画や小説、ゲームや音楽についての備忘録

備忘録:半年書いていた小説を何とか書き切った話

 去年の9月頃から空いている時間などを使って、ある賞に応募するために小説を書いていた。少しずつ書き続け、先日ようやく書き終わって締切日当日に何とか郵便局まで出すことが出来た。その前の年も書いていて、その時は『次書く時はもっと余裕を持って完成させよう』と思ったのだが、結局今年もギリギリになってしまった。まぁ、仕事終わった後の数時間や休日だけしか作業出来ないのもあるから仕方ないと言いたいが、ただの言い訳になってしまうだろう。だから、今年も書くなら次こそは余裕を持って……(無限ループ)

 とにかく、何とか終わって肩の力が抜けた。こういう応募は緊張する。特に原稿を直接送る賞の場合は、印刷ミスはないか、抜けているページはないか、と印刷後もチェックが必要になる。それに郵便局に持って行った後も無事に届くだろうか、と現代の郵便システムでは中々ありえないような心配をしてしまう。最近はweb上での応募も多い。自分もいくつかwebでの応募をしたが、そういう場合は一瞬で送れるし、印刷の必要もない。だから、こういう原稿を直接送るのは、2020年となった今では時代遅れなのではという思いもありつつも、印刷し終わったコピー用紙の束を見るとやり切ったという満足感があるのも事実である。

 今回の応募は終わったが、今後も小説を書く習慣というのは自分の中で続いていくと思う。多分これはフルマラソンをやる人の心理と似ている気がする。十数万字も書き切った後のドーパミンが分泌されて沸き起こる達成感は一度味わえば、中毒状態に近い感覚になる。だから、今回も応募してしまった訳だ。もちろん、評価されたり褒められれば嬉しいし、応募する以上いい結果になるのを期待するのは当然だが、書き終わった後の達成感と高まった感情は、既にパソコンに残っている違う小説のプロットを形にすることに意識が向いている。とは言うものの、少し疲れたのも事実なので、しばらくは映画を見たり、ゲームをしたい。もうすぐ楽しみにしていた「バイオハザード RE3」が発売されることだし。